導入事例:ラチェット式カーテン

株式会社スライブハーツ 様(北海道・豊頃町)

2016年に法人化した株式会社スライブハーツの鈴木健司代表取締役は、経営移譲を受けて5年になる。現在約310頭のホルスタインをマネジメントしているが、規模拡大を目指しながら働き方改革も進めていかなければならない課題に直面している。ご両親を含めた家族3人と、スタッフ2名の5人体制。条件面の向上は欠かせないが、効率化が条件となる。現在の年間出荷乳量は2,000t弱だ。

「アメリカでは一人当たり1,000tが当たり前の世界。今はその半分以下なわけですから、何とかそこまで生産性を上げたいと思ってやっています」。

その意味合いから、鈴木代表は2つの新システムの導入を決断。一つ目は牛舎に侵入するカラス対策だ。通常は中央通路部に見える横引きの防鳥ネットカーテンを施工するが、これをゲート部にも適用すると、ゲートの開閉の度にネットも開閉する必要が生じ、作業効率が大幅にダウンする。これでは目指すべき姿から後退してしまうため、既存のゲートに角パイプを組み、プラスチックネットを張るという新たなシステムを選択。これにより、作業ストレスのない防鳥対策が完成した。

二つ目はラチェット式カーテンシステムの採用だ。これまでは従来主流だったターンバックル式の吊カーテンを使っていたが、スタッフの内田さんによると、やはり既存システムの弱点に悩まされていたとのこと。

「特に冬場の強風時などは、ターンバックルをアイナットに掛ける、また回転させるということ自体が困難で、つい面倒さからゴムとCリンクで引っ掛けるだけとなり、カーテンが傷んでしまうという悪循環でした。ラチェット式にしたことで力を入れる必要なく簡単にテンションを掛けられるようになり、作業が飛躍的に楽になりました。ラチェットの台座の位置などに工夫を加えれば、さらに良いシステムになると思います」。