導入事例:畜舎カーテン自動制御システム

有限会社トヨニシファーム 様(北海道・帯広市)

ホルスタイン種の牛肉を味わい豊かなブランド「豊西牛」として販売することで知られるトヨニシファーム。黒毛和種やF1種を含めて5,000頭規模で飼育し、繁殖から肥育、出荷までの一貫生産体制を敷いている。

小倉修二社長は、既存牛舎カーテンの経年劣化による張替えのタイミングで、GREEN LIGHTがドイツとの提携による畜舎カーテン自動制御システムをリリースする予定を聞き、その日本初の導入を決意した。

「左右合わせて130mを超える長い牛舎で、換気の悪さと開閉作業の効率性に悩んでいたので、センサーによる自動制御に大きな可能性を感じました」。

大きな牛舎のため、朝夕のカーテン開閉に20分はかかる。春・秋はさらに調整頻度が高く、生産性の高い仕事ではないのに時間を取られてしまう。その上、十勝地方は寒暖の差が大きく、人間が完全に換気をコントロールすることは難しい。しかし適切な換気で牛舎の乾燥状態を保つことは、牛の健康な成長には必須条件だ。

「特に仔牛は肺が弱いため、従業員の出社時間に縛られず自動で換気できることは、肺炎をはじめとした疾病予防に効果が高いと思います。現在は敷料も高値の上に不足しており、汚れたところに長く牛を置きたくない。畜産家はベッドの快適性を保つために、あらゆる努力をしているので、経済的に見ても牛一頭が20~50万円、それが2~300頭入っている牛舎で考えれば、投資の回収時期は極めて早いと言えるでしょう。生産者にとって非常に魅力的な商品だと思います」。

換気の重要性を認識しているだけに、現状とのジレンマがあったという小倉社長。一度でも季節の変わり目に寒い風が当たり、体調を崩す牛が出れば、牛群全体の健康状態が一気に悪化する。

「自動制御でそういう事態が避けられ、なおかつ牛舎全体を一式で輸入したような他の商品と比べ、理のある価格であることからも選択する意義を感じました。今後の飼養成績の改善に大きな期待を寄せています」。